この時期になると初々しいリクルートスーツを着た新入社員らしき方々が緊張した面持ちで出勤している姿を見かけます。そこにはいろんな不安が渦巻いていて、「自分はどうなっていくのだろうか」、「どんなことが待ち受けているのだろうか」という不安とやる気にあふれているかと思います。(15年前の私もそうでした)
そんな新人の方々に私がお伝えしたいことをこちらに記載します。コロナウイルスで新人研修が中止とする企業も多く、社会人としての基本や姿勢を伝える機会が少なくなっているかと思いますので、ぜひ皆様の会社でも参考にして伝えていただければと思います。
①頼まれたことは必ずやりきる
これは当然のことですが、さらに言えば催促されて「まだやっていません」「忘れていました」はタブーです。催促される前にこちらから何らかのアクションをする。「まだやっていませんが、大丈夫でしょうか?」、「あの件はこれぐらい進んでいます」など、自分から上司への発信は勇気がいることかもしれませんが、「あの子は放っておいても大丈夫だ」と思われることが気持ちよく仕事ができる一番の近道です。「言わないと仕事を進められない」と思われると、ずっと注意や指示を言われ続け、監視や管理が続きます。
②50点でいいから早く出す
おそらく皆さんはなるべく自分の力だけですべてができる人材を上司は求めていると思っているかもしれません。しかしそれは間違いです。1か月で100点を出すよりも、50点の段階で一旦報告したほうが、仕事のスピードも質も間違いなく高くなります。上司としても部下の仕事の状況を把握でき、仕事の修正も早めにできていいことずくめです。そのためには即時着手が必須です。上司によっては「忙しいから全部できてから持ってきて」と言われるかもしれませんが、その人は上司として失格です。皆さんはそんな上司にならないでください。
③つまらない仕事ほどチャンスである
「何をするか?」という仕事の業務内容よりも「何のために?」という仕事の目的を突き詰めると、どんな仕事も自分なりのやり方というものが見えてくるものです。」自分がつまらないと思っている仕事は周囲もそう思っていることが多いのですが、そこに楽しみとやりがいを見出し、独自の突出した技術を発掘できればこの上ない武器となり、組織の中で必要とされます。さらにその技術はあらゆる仕事に応用できることがほとんどです。
ごくまれに会社側が働きかけをしなくても優秀な人材が現れることがあります。それを「ラッキー」と言います。その時はいいかもしれませんが、今後もラッキーを期待しながら、ラッキーで経営していくことになります。そのような無計画で経営していては顧客も従業員もついてこず、不安定な経営となります。企業側の働きかけとしては成長を促すマインドセットが必須になります。次回はこのマインドセットについてお話ししようと思います。
(なんとなくの構想は決まってます。)
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